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私たちの身近な動物たちも私たち同様、何兆もの細胞で構成されてますが、驚くべき精妙な仕組みで見事にコントロールされて生かされてます。この総合調整メカニズムは恒常性の維持と定義され、多数の大小臓器、あまたの生体管理システムが緻密に、そして相互に作用し合いながら、また時に内外の敵と攻防を展開し、次々に生じるズレや過不足を微調整に微調整を重ね、その時々それぞれのシステムに必要な分だけ補正、充当、加勢し続けることで恒常性を保ち健康を紡ぎます。

しかしながら、動物が怪我や病気にかかると、この恒常性が破綻し始め、治癒力と云う予備能力も及ばないと状態は更に悪化してしまいます。ここで注意しなくてはならないのは、動物は自らの不調を気にせず、それどころか本能的に弱味を隠すように元気に振舞う傾向があるということです。その傾向は飼い主さんと仲が良いほど強くなります。結果、動物は知らない間に予想外に病状が増悪しているケースが多く認められます。

したがって、身近な動物の様子は日頃からよく観察する必要があります。毎日のルーティーンをさぼったりする事が恒常性の破綻の始まりを教えてくれる事もあるでしょう。サインを見逃さないで下さい。身近な動物たちの体調の変化を動物自身の代わりに早期に察知し、そして変調を疑ったなら早めに動物病院を受診して下さい。勿論、当院を受診された場合、可能な限り信頼されるよう治療にあたります。単純な段階の内科、外科疾患ならば初診時に明確な治療計画を提案できると思いますが、複合的で悪化した状態では、こじれた調整メカニズムのこじれた元を辿るのも時間を要し、根本治療の照準を合わすのが遅れる恐れがあります。そうした由々しい事態を回避する為にも、繰り返しになりますが、こじれた状態が悪化する前に受診される事と受診時に様子の変化を出来るだけ克明に教えていただく事が重要です。そうしたお手持ち情報を参考にさせてもらいながら、また明らかでない部分は新たに勉強もしながら治療にあたり、受診された大切な者達が元の生活が取り戻せるよう努力いたします。

  • 1981年北里大学畜産学部獣医学科 卒業
  • 地方公務員を経て、ファーブル動物病院、北摂夜間救急動物病院、静岡市夜間救急動物病院等で勤務
  • 2018年北里動物病院 開院

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